ベトナムドン:定期金利VS為替安は今年も定期金利が圧勝。これで10年連続勝利

2019年2月17日

2018年ベトナムドンの下落率は2.15%

本日、今年最後の政府統計発表がありました。それによると、インフレ率は前年比2.98%であり、先月より0.5ポイントほど下がりました。

…と、毎月ベトナムのインフレ率をお知らせしていますが、実のところ、ベトナムドンで資産約1000万円保有する者として、インフレ率はさほど気にしていません。理由は以下の2点です。

第一に、インフレ率には信頼性の問題があります。統計の中でもインフレ率の算出は極めて複雑であり、先進国においてもその正確性の議論が交わされています。
ましてやベトナムでどれほどの精度でデータが収集分析されているのか些か疑問があります。

第二に、ベトナムで物価があがったところで、私の資産が減価するわけではないという点です。
物価上昇で直接影響を受けるのは、その国で働き、生活している人たちであって、私のようにいつでも動ける人間は、物価が著しく上昇したら、よりコスパが良い国に乗り換えるだけです。

この観点から、インフレ率より重要なのはベトナムドンの対ドル下落率です。インフレ率がどれだけ低かろうが、ベトナムドン自体が減価したら当然資産も減価してしまいます。

今年1年間でベトナムドンは対ドルで2.15%下がりました。
年初時点での預金金利(SCB:サイゴンコマーシャルバンク)は8.2%でしたので、ドル換算での利回りは6%ほどということになります。
「利回り6%」というと高い数字に見えるかもしれませんが、この10年間の平均とだいたい同じぐらいです。

参考:

10年前にベトナムの銀行に100万円預金していたら、現在日本円でいくらになっていたか

Screenshot_20181228_160851.png

2008年以外は名目金利が通貨下落率を上回っており、ここ13年間で12勝1敗です。
→データが間違っていました。正しくはこちらをご覧ください。

2000年以降ベトナムドン預金のドルベース利回りは常にプラス

一般に「高金利の通貨は、為替安が進むのでリターンは低い」というような説が流布していますが、少なくともここ13年間のベトナムドンには当てはまらないということがわかります。

もっとも、2019年以降どうなるかはわかりません。
日本においても1990年には郵便貯金定期が6%ありましたが、わずか数年で2%近辺まで下がりました[不破雷蔵「100年以上にわたる郵便貯金の金利推移をさぐる」より]。

ベトナムでも同様のことが起きないとは言い切れません。
ベトナムドンで預金したいという方は自己責任でどうぞ。

金利推移はこちら

【随時更新】最新ベトナム銀行預金金利, 実質金利, 対ドル利回り

私が保有するベトナムドン資産内訳はこちら

ベトナムドン建て資産約1000万円の内訳2018年7月

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ベトナムの銀行でオススメはSCB



自己紹介

20代で死ぬほど働いて1500万円貯めてセミリタイア。

現在は少々の労働収入と投資収入でベトナムを拠点に生活しています。

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