東南アジアでおなじみの「トイレ洗浄ガン」を日本の自宅に導入してみた話
日本の賃貸アパートに洗浄ガン(ハンドシャワー、バムガン)を設置してみました。
東南アジアのトイレでおなじみのアレ
旅行や出張でベトナムやタイに行ったことがある方は、トイレに備え付けられた“洗浄ガン”をご存知でしょう。
ハンドシャワーのような見た目で、水圧でお尻をきれいにするあれです。ベトナム語ではvòi xịt vệ sinhと言います。
東南アジアではごく一般的なこの設備、日本ではまず見かけることはありません。
日本でのトイレシャワーと言えばウォシュレットですが、個人的には水圧が物足りないし、洗浄ガンのほうが自分でコントロールできるので快適だと感じています。
「それならいっそ、日本の自宅にあの洗浄ガンを取り付けてしまおう!」と思い立ったのが今回の始まりです。
トイレ洗浄ガンセットを購入
amazonなどで「トイレシャワー」で検索すると該当商品がいくつかヒットします。
他に「ハンドシャワー」や「バムガン」といった呼称もあるようです。
分岐栓込みで2,000円台と言ったところです。
私が購入したのはコチラ↓
トイレ掃除用 ノズルセット シャワーヘッド 便器洗浄 高水圧 洗浄セット 分岐水栓付き ステンレス巻ホース 掃除 節水 水流調整 ハンドヘルドシャワー トイレ用 浴室用 屋外用 多機能 1.5m
AliExpressだと同様のセットが1,000円前後なので、急いでない人はAliExpressでも良いかと思います。
洗浄ガンの取り付け方法
取り付けは基本的にウォシュレットの設置手順とほぼ同じで、とてもシンプルです。
以下は大まかな手順です。
- 止水栓を閉めて、水の供給を止める。
- タンクへつながる給水ホースを外す。
- 分岐水栓を取り付ける。
- 分岐水栓の一方をタンクへ、もう一方に洗浄ガンのホースを接続。
- 止水栓を開けて水漏れがないか確認。
- 洗浄ガンを壁などに固定して完了!
必要な工具はプライヤーや水栓ドライバー程度で、DIY初心者でも30分〜1時間あれば取り付けできます…そのはずでした。
止水栓が閉まらない
最初の段階でいきなり壁にぶつかりました。
給水を止めるための止水栓がどう頑張っても回らないのです。
↓下のほうにあるネジを回すと止水できる。
どうやら固着しているようで、全く動く気配がありません。
築年数が古い物件ではよくあることらしいです。

と一度は出費を覚悟したのですが、ふと

と閃きました。
ダメ元で管理会社に連絡してみたところ、あっさりOKの返事が!
なんでも言ってみるもんです。
トイレ洗浄ガン設置
連絡から約1週間後、業者が訪問。
ものの30分ほどで止水栓の交換が完了しました。
ついでに洗浄ガン本体も取り付けてもらおうと思ったのですが、残念ながら

とのことでした。
とはいえ、給水ホースを自分で買い足すだけの話なので、すぐに注文して、無事に取り付け完了!
思った以上に簡単でした。
実際の使い心地は?
一言で言えば「最高」です。
勢いよく出る水でスッキリ感が段違い。
細かい水圧調整もできるし、洗浄ガンならではのダイレクトな爽快感があります。
費用まとめ
今回かかった費用は以下の通りです。
アイテム | 金額 |
---|---|
シャワーヘッド・分岐水栓セット | 2,490円 |
水栓ドライバー | 914円 |
プライヤー | 763円 |
給水ホース | 695円 |
合計 | 4,862円 |
工具は今後も使えるものなので、実質的には3000円ちょいです。
おわりに
今回、洗浄ガンを導入してみて本当に満足しています。
最初は「日本のアパートで取り付けられるのか?」「水漏れのトラブルにならないか?」と不安もありましたが、いざ使ってみると快適さと清潔感のレベルがぐっと上がりました。
ウォシュレットの水圧に満足できない方にオススメです。
Xで最新情報
Xアカウントは@MiyauchiKengoAです。著書紹介
2022年11月にKindle本を出版しました。
Amazon 売れ筋ランキング(無料本)
✔海外旅行ガイド部門1位獲得
✔歴史・地理部門1位獲得
