5年間ベトナムドン預金した男の末路
先日、ベトナムから日本へ700万円送金しました。
これでベトナムドン預金からは撤退完了です(当面の生活資金として100万円ほどベトナムに残してありますが)。
ベトナムドン預金の最終利回り
ベトナムドン預金を始めたのは2015年初からです。
この5年間で利回りは米ドルベースで年5%ぐらいでした(一部利子再投資)。
2015年: 7.20%
2016年: 7.10%
2017年: 7.90%
2018年: 8.10%
2019年: 8.85%
13ヶ月定期や15ヶ月定期などで預けたりもしたので、実際に私が預けた金利とは若干違います。
銀行利子が各年7~8%だったのに対して対米ドル為替レートは5年間で10%ほどの下落に留まりました。
その結果、利回りは約5%となりました。
2000年以降のベトナムドン預金の利回りが5.95%なので、利回り約5%は想定通りの結果と言えます。
[2020年4月1日 計算修正]
2019年にベトナムドン定期預金は厳格化
想定外だったのは2019年夏に突然規制が変わり、外国人の定期預金が困難になったことです。
関連記事→SCBも定期預金ができなくなります!! 私の資金約850万円が行き場を失う事態に!!
これ以前は観光ビザで簡単に口座開設できましたが、今では就労ビザなどのまともな手段で長期滞在している人しか開設できなくなりました。
また、既に口座を保有している人でもビザの期間内でしか定期預金を組めなくなり、なおかつ外国人はベトナム人より低い金利が適用されるというどうしようもない状況に陥りました。
いつかこうなる可能性は頭にありましたが、これほど早いとは思いませんでした。
生活資金の約100万円を残して、約700万円は日本へ送金済みです。
関連記事→ベトナムから日本に700万円送金しました/送金費用・手続き
ベトナム経済について知りたい方にはベトナム経済発展論―中所得国の罠と新たなドイモイがオススメです。
現在のアセットアロケーション
その結果、現在のアセットアロケーションはこうなりました。
ベトナム株: 6.7%
他世界株: 6.5%
ドル円現金: 35.9%
米国債券: 18.0%
ベトナムドン預金: 5.2%
ゴールド: 1.8%
今後の戦略
タイミングよく世界的に株式バーゲンセールが始まったので、今後はeMAXIS SLIM 全世界株式(除く日本)を買い進めます。
理論上は一括投資が正しいのですが(この理論については山崎元さんの記事「ドルコスト平均法で起こりうる3つの弊害」が非常にわかりやすいです)、この不透明な時期に500万円ぐらいを一括投資するのは精神的負担が大きいです。
そこで基本は「毎営業日1万円ずつ買い付け」として、ピークから30%下落時は「2万円」に増額し、40%下落で「3万円」とかのルールでやっていこうかなと思います。
これはカンチュンドさんの記事「今やってはいけないこと(それは)安易な買い増しです」を参考にしました。
30年単位の長期投資で見ると一括投資も1~2年に分割して買うのも大して変わらないはずなので、精神的に楽な方を選びます。
最終的にはアセットアロケーション株式比率を60~70%に上げたいです。
【2020年5月14日追記】
上記のように考えていましたが、アフターコロナの世界情勢を考慮して方針を練り直しました。
詳細は後日記事にします。→ベトナム・ホーチミンで2LDKマンションを購入しました。
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