ベトナム、ホーチミンでhmt手巻き腕時計のオーバーホールをしてみた

2019年3月15日

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2017年7月10日追記
修理から1週間後、時々止まるようになったので、再修理に出しました。

再修理編

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hmtはインドの腕時計ブランドです。
腕時計専業メーカーではなく、機械製造メーカーの一部門としてhmt watch が運営されていたようですが、腕時計部門は2016年に閉鎖*してしまいました。
*日本ではhmt watch Japanが日本特別仕様版の輸入を継続しています。当記事におけるhmt腕時計とは、インド現地仕様の製品を指します。

ネットオークションで数千円で購入できることと、デザインが豊富なことから一部の腕時計マニアに人気があります。

ただし、オークションでの購入には2点注意があります。

1, 古い腕時計をリダンしたものが結構ある。
 リダンとはリペイントとほぼ同義で、経年劣化した文字盤を描き直すことを意味します。

2, 前の持ち主がオーバーホールした可能性は極めて低い。
 後進国では機械式腕時計は「クオーツと違ってノーメンテで動く時計」という認識が一般的です。「10年ぐらい使って調子が悪くなったので手放した」という経緯でオークションに流れてきた製品が多数を占めるであろうことが推測されます。

上記2点が示すことは、
「オークションで買ったhmtはムーブメント状態最悪の可能性が高い」ということです。

実際、私がヤフオクで2,000円(送料込)で落札したhmtは10時間で不動品になりました。
意気消沈していたところ、タイでロレックスを数千円で修理したというブログを読んだことを思いだしました。
タイでできるならベトナムでもできるのでは? ということで、ネットでベトナム人に「ホーチミンで機械式腕時計修理できるところない?」と聞いたところ、一軒教えてもらえました。

DONGHOSAIGON.VN

住所:71 Bis Trần Quang Khải, P.Tân Định, Q.1 – TP.HCM

直訳すると「腕時計サイゴン」。非常に分かりやすいですね。

メールでムーブメントの画像を添付して
「動かないんだけど修理代金いくら? 日数はどれぐらい?」
と問い合わせたところ、
「現物を見ないと何も言えん」
というつれないお返事でした。

ということで行ってきました。
ホーチミン中心部から3~4キロ程度。
タクシーでも数百円、Grab(配車アプリ)を使ってバイクタクシーを呼べば100円ぐらいで行けます。
私の場合は、通訳も兼ねてベトナム人の友人にバイクで連れていってもらいました。
なお、普通に行けば5分で着くところを、道を間違えて30分かかりました。
ベトナムではよくあることです。

ベトナムで腕時計オーバーホール

「動かなくなったので直してください」
「油が切れてますね。50万ドン(約2500円)です。明日の午後以降に取りにきてください」

というやりとりのみで、預り証をもらってサクッと受付終了しました。
ちなみに後払いです。
対応した女性店員が、預けたhmtをわりとぞんざいに扱うので若干の不安を覚えました。

預けてから1時間後、喫茶店でだべっていると、修理完了の電話がありました。早っ!
早すぎて不安ですが、ここは迅速な仕事ぶりということでポジティブに評価しておきましょう。

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翌日受け取って、主に平置きで数日稼働させてみたところ、 

日差:-40秒前後
リザーブ:約38時間

というスペックになりました。
日差マイナスはやや気になるところですが、姿勢差は少なめのようなので、テンプ調節でプラスにできるでしょう。
リザーブ38時間は文句なしで新品級の能力ですね。

ただ、トラブルもありました。時刻合わせしていたところ、りゅうずがネジを回す要領で外れてしまったのです。逆方向に回し直したところ外れなくなりましたが、ちょっと不安です。
あと、買ったときから文字盤に若干のホコリがあったのですが、それは除去されずそのままでした。多分言えば取ってくれると思いますが、いかんせんここはベトナムなので、「依頼は腕時計を稼働可能にすることであり、文字盤のホコリ除去は別案件」と言われればそれまでです。

ちなみにまさかの6ヶ月保証付です。
ショップカードを兼ねた保証書をもらいました。

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ということでまとめると、

料金:2500円程度(2017年6月のレートで計算)
修理日数:即日~翌日
保証:6ヶ月

ロレックスなどの高級腕時計を預けるのは躊躇してしまいますが、hmtやセイコー5の安い腕時計の修理なら十分任せて良いと思います。(再修理行きになったので評価保留)

再修理編




自己紹介

20代で死ぬほど働いて1500万円貯めてセミリタイア。

現在は少々の労働収入と投資収入でベトナムを拠点に生活しています。

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