ベトナム株式市場、新興国に格上げで250億ドル流入へ

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本日は、ベトナムがフロンティア市場から新興国市場へ格上げされた件についてです。

FTSE新興国とは

今回格上げしたのはFTSEラッセルという指数算出会社です。

この会社が算出した指標(ベンチマーク)が世界中の運用会社に参照され、それを元に投資が行われます。

FTSEラッセルは対象国を発展段階によって以下の4つに分類しています。

・先進国
・先進新興国
・二次新興国
・フロンティア

これまでベトナムはフロンティアという格付けでしたが、2026年9月から二次新興国の枠組みに入ることが正式決定されました。

フロンティアの構成国を見るとパキスタンやケニアのような「今後発展しそうだけどリスクでかすぎて投資するのはヤバそうな国」が並んでいます。

上海の風景

一方で、二次新興国は中国、インド、インドネシアなどの「それなりに投資環境が整っている国」が揃っています。

ここに入ったことにより、海外の投資ファンドの資金流入が増大することが見込まれます。

ちなみに中国が先進新興国ではなく二次新興国なのは、外資に対する規制などがあるためです。

組み入れスケジュール

私も知りませんでしたが、格上げされて一気にドカンと入るのではなくて、段階的に組み入れられるそうです。

2026年9月21日(10%)
2027年3月22日(20%)
2027年6月21日(35%)
2027年9月20日(35%)
LAODONG より引用)

流入額は250億ドル?

実際のところベトナム株式市場へいくら流入してくるのでしょうか。

最大60億ドルがベトナムに流入する可能性があると試算している。
ロイター より引用)

世界銀行は、FTSE・MSCIの両株式指数において「新興国市場」区分への格上げが行われた場合、2030年ごろまでに50億米ドル~250億米ドルの資金がベトナム株式市場に流入すると推計しています。
(大和アセットマネジメント-ベトナム株の近況と今後の見通し[2025年6月5日]より引用)

250億ドルというとベトコムバンクやビンホームズの時価総額より大きいので、いかにインパクトが大きいかわかりますね。

バフェット指数でも上昇余地あり

ベトナムは世界でも珍しくバフェット指数(時価総額÷GDP)を経済目標の一つに掲げています。

2023年12月にベトナム政府が発表した「2030年までの証券市場発展戦略」では、

“2030年までに時価総額対GDP比を120%に引き上げる”

という野心的な目標を掲げています。
現状のバフェット指数は65%程度にとどまっており、上昇余地があると言えます。

同文書では続いて

“株式市場における投資家の証券取引口座数を2025年までに900万口座、2030年までに1100万口座に引き上げ、機関投資家、プロ投資家の育成、外国人投資家の参加促進に注力する。”

と述べており、株式市場成長への熱意を感じます。
実際、外国人がベトナムの証券口座を利用する際のルールも緩和されつつあるようです。

ベトナム株投資は最終局面か

と、ここまでベトナム株のポジティブ情報を書いてきましたが、「ベトナム株の時代は始まったけどすぐ終わる」というイメージです。

以前にも「ベトナム株投資は10年以内に止めます」という記事を書きました。
これは3年前に書いた記事ですが、今でも基本的な考えは変わっていません。

現在、私は約500万円ほどベトナム株ETFを保有していますが、2030年代前半にはベトナム株は売り払うかポジション大幅縮小する所存です。

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Xアカウントは@MiyauchiKengoAです。

自己紹介宮内健吾Ⓐ、29歳の時に資産たったの1500万円でセミリタイア。

少々の労働収入と投資収入でベトナム生活を満喫していたところ、コロナ禍で仕事を失い暗転。

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