セミリタイア13年目の変化
セミリタイア(というより無職)生活13年目となりました。
セミリタイア13年目の現状
資産
前回の記事にも書いた通り、資産は約4000万円に到達しました。
セミリタイア開始から年成長率約8.5%という新興国の躍進みたいな数字となっています。
この結果を自己採点すると70点といったところです。
ベトナムドン預金したりベトナムマンションを買ったりといろいろ投資してきましたが、振り返ってみると米国株インデックス投資に全部突っ込んでおいたほうがより簡単でリターンも大きかったのです。
結局、王道が最強でした。
今後は私も王道投資を…と言いたいところですが、資産の半分はベトナムにあり、易々とは動かせないのでゆっくりとリバランスしていきます。
無職化が加速
2025年の労働日数はわずか10日でした。
さすがにこれはマズイので、今年は50日ぐらいは働きたいです。
支出増加
一時期はベトナムで月に数万円で生活していたこともありますが、日本ではさすがにそんなことは不可能で、現在は2人で月15万~20万円ほどかかっています。
アラフォーになってから支出についての考えはかなり変わりました。
以前は徹底的に切り詰めて出費を極限まで下げる生活でした。
その結果が資産4000万円なのでその点に一切後悔はありませんが、ここ数年は財布を少し緩めて生活しています。
と言っても散財してるわけではなく、普通の人が行っている以下のような消費行動をとるようになりました。
・年に1.2回国内旅行する
・スシローで360円の皿を躊躇なく注文する
・真夏にエアコンをガンガンつける
40歳を超えてドケチが普通の人間になったという感じです。
この行動変化の理由は、40歳代以降で死亡率が顕著に上がっていくという点にあります。
厚生労働省「簡易生命表(令和6年)」のデータから計算すると、10年以内死亡率は以下の通りです。
30歳男性:約0.70% (約143人に1人の割合)
40歳男性:約1.45% (約69人に1人の割合)
50歳男性:約3.83%(約26人に1人の割合)
60歳男性:約9.90% (約10人に1人の割合)
40歳~49歳で死亡する確率は30歳~39歳のそれの2倍です。
東京ドームで40歳のおっさんを5万人集めて「10年後にまた会おう」と約束しても、725人は約束を果たせません。
このようなデータを踏まえると、40歳からは人生後半戦として消費性向を高めていくのは合理的と考えます。
シンギュラリティがもたらすユニバーサルハイインカムに賭ける
もう一つの理由として、シンギュラリティが予想より早く訪れるのではないかという期待もあります。
イーロン・マスクはこう言っています。
AIによって仕事がなくなり、『ユニバーサル・ハイ・インカム(UHI)』が実現します。商品やサービスに不足はなくなり、誰もが望むものを手に入れられるようになります
将来には貧困は存在せず、お金を貯める必要もなくなるでしょう
つまり、AIによって生産性が極限まで高まり、人々は働かずして生きていける世界が実現するということです。
これを鵜吞みにするわけではありませんが、過去を振り返ると人間の生存コスト(この場合、金額だけではなく労力やリスクも含む)はほぼ一貫して下がり続けています。
ノーベル経済学者ウィリアム・ノードハウスの有名な論文で「実質生産量・実質賃金指標は現実を捉えているか?照明の歴史はそうではないことを示唆する」というものがあります。
この論文では、「明るくする」という照明の役割は昔も今も変わらないことに注目し、人類がどれだけ安く、簡単に「明るさ」を手に入れられるようになったのかを紀元前から現代までさかのぼって分析しています。
論文によると、1時間分の照明コストは以下のように推移しました。
紀元前1750年(バビロニア):数十時間の労働
1800年頃(産業革命前夜):約5時間の労働
1990年代:1秒未満の労働
この論文が発表されたのは1996年ですので、LEDが普及した現在ではさらに照明コストは下がっています。
イーロン・マスクの言うUHI時代は、照明で起きた歴史的価格低下が、AIによって全産業で実現するというものです。
1800年の人間に「いずれ照明はタダ同然になる」と言っても信じられなかったように、「家賃や食費がゼロになる」と言われても簡単には信じがたいですが、人類の歴史を考えると、いずれコストゼロに近くなることは確実です。
問題は「それはいつか?」です。
イーロン・マスクは「2035年〜2045年頃」と言っているので、この説を採用すれば遅くとも2045年までに資産を使い切るのが最も合理的ということになります。
まとめ
40歳超えていつ死ぬかわからないし、シンギュラリティで個人資産は無意味になるかもしれないので支出を増やしていますが、UHI時代が遅くなる可能性も視野に入れて労働収入も確保したいです。




























