ベトナム株、最高値から30%以上暴落で私の資産も含み損へ
新型コロナウイルス(COVID-19)による経済的打撃で、他国同様ベトナムでも株価が下落しています。
ベトナム株は最高値から30%以上下落
ベトナム株国内ETFのFUESSV50は2018年4月に記録した最高値から30%以上下落しています。
▼ベトナム株(FUESSV50)の値動き[Bloomberg.co.jpより]
私は2016年からベトナム株国内ETFを100万円以上保有しており(当初はE1VFVN30)、最高で80%ぐらいの含み益になりましたが、そろそろ含み損の領域に突入しそうな雰囲気です。
新型コロナウイルスの経済的打撃
ベトナムでも新型コロナウイルスの影響は大きく、「感染拡大が6カ月以上続けば倒産危機に直面する」と答えた企業が74%に上ったそうです。[ベトナム ニュース ライナー2020年3月13日
74%が「半年続けば倒産も」=新型コロナ感染でIV委調査より]
今のところベトナムでは爆発的な感染拡大は起きていませんが、ヨーロッパ各国や韓国などを対象に入国規制を実施しており、経済的ダメージが日に日に蓄積しています。
ベトナム株はまだ底に到達していないかもしれません。
ベトナム政府による検疫強化措置等
ベトナム政府は,新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため,現在,以下の措置を実施しています。
各措置の詳細や最新情報は,当館ウェブサイトの「新型コロナウイルス感染症をめぐる諸動向」( https://www.vn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/corona_information.html )に掲載されていますので,御参照ください。
(1) 国境ゲートの一部閉鎖
(2)中央病院,地方病院,軍病院,野戦病院での感染者隔離
(3)大規模イベントの完全中止
(4)学校の休校
(5)ビンフック省ソンロイ村の2月13日から20日間の隔離(3月3日に終了)
(6)ベトナム−中国間の定期旅客航空便の運航停止
(7)香港を含む中国人への観光ビザ発給を制限。中国の感染地域からの労働者への就労許可を拒否。過去14日以内に中国滞在歴のある外国人の入国拒否。
(8)韓国から入国する全ての乗客の医療申告の義務付け。韓国大邱・慶尚北道から渡航する外国人,及び過去14日以内に同地域に滞在歴のある外国人は一時的に入国中止。韓国人へのビザ免除措置を一時停止。韓国から入国する全ての乗客及び14日以内に韓国に滞在し,第三国を経由して入国する乗客の医療隔離。
(9)発熱・咳・呼吸困難の症状を呈する入国者への帰国勧告・強制隔離
(10)外国人,特に中国人,韓国人,日本人,シンガポール人に対する公安上の管理強化(外国人の宿泊先・勤務先での居住登録・渡航歴確認等)
(11)宿泊施設での検温,発熱が確認された入国者への通院要請
(12)イランから入国する全ての乗客の14日間の医療隔離
(13)イタリアから入国する全ての乗客の14日間の医療隔離。イタリア人に対するビザ免除措置を一時停止
(14)3月7日6時から,ベトナムに入国する全ての乗客に医療申告を義務付け
[在ホーチミン日本国総領事館「ベトナム国内における新型コロナウイルス関連発表(続報)2020年3月15日」より]
それでもベトナム株を売らないわけ
まだまだ下がるかもしれないベトナム株ですが、私は以下の理由からガチホ継続します。
中国リスクが意識されるのはベトナムに有利
今回の新型コロナウイルス禍でチャイナリスクが再認識され、企業の中国離れが加速し代替地としてベトナムが選択される可能性がより高くなりました。
ベトナムは経済計画に株価上昇を掲げている
ベトナム政府は2016~2020年期経済再編計画案で、
「2020年までに株式市場の時価総額をGDPの70%まで拡大させる」
と明言しています。
まあ明言したからといってそうなるとは限りませんが、ここまで具体的に株価上昇を計画に掲げる国は珍しく、計画実現のために株価上昇策を打ち出していくことが期待できます。
実際に、2019年に外国人の定期預金閉め出し策が実施されましたが、これは株式投資を促進するための策の一つと推測されます。
まとめ
世界的に株式投資は厳しい状況ですが、「そのうちまた上がるだろう」の精神でガチホ継続していきます。
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