直近1年間で世界最強株はベトナム株だった。バブル崩壊の再現はあるか?
早いものでもう1年の4分の1が終わりました。
この3か月間でベトナムで最も大きなニュースはU-23サッカーベトナム代表の活躍です。23歳以下アジア大会で準優勝しただけなのですが、国全体がお祭り状態でした。
決勝戦、延長終了間際にウズベキスタンにゴールを決められガックリと倒れる選手たち…ちらつく雪(開催地は中国)…という情景が非常に幻想的で感動的であったということもあり、代表メンバーは一躍英雄となったのでありました。
ちなみに試合があった日は、興奮した若者たちが雄叫びを上げながら一晩中バイクで街を走り回るという謎の行動をとっていました。
⚫好調なベトナム経済
サッカー同様にベトナム経済は好調でした。
1~3月でインフレ率は2~3%で安定し、貿易収支の黒字額は大幅増加、GDP成長率は前年同期比7.38%となりました。
⚫株価上昇率は世界最高クラス
好調な経済を反映し、ベトナムの株価指数VNインデックスは年初来19.33%のプラスとなっています。
これは主要27カ国で最高値です。米国(S&P500)、日本(TOPIX)、イギリス(FTSE100)など多くの国が年初来マイナスに落ち込む中、ベトナム株がずば抜けたリターンを叩き出しました。
年初来のみならず、ここ1年間で見てもベトナム株が上昇率で最高でした。
上昇率は62.58%で、2位のアルゼンチン(メルバル指数)の51.47%に10ポイント以上の大差をつけています。
⚫まだ上がるのか?
2006年~2007年のベトナム株バブルの時は、ピーク時にVNインデックス1170を記録した2年後に235まで急落し、「やっぱり新興国株は怖い」という印象を世界の投資家に与えました。
そして現在、VNインデックスは1174と、史上最高値を更新しています。予想PERも20倍を超えてバブル後の最高値に到達し、割安とは言えない水準になっています。
とはいえ上述のとおり実態経済が好調であるため、5分の1などというような極端な急落はありえません。私はベトナム主要30銘柄に投資するVN30ETFを17,000ドルほど保有していますが、これをガチホしていきます。
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