ホーチミン市の中華街チョロンで便秘薬を買ったらどう見ても枯れ葉だった
5区のほうに行く用事があったので、ついでにチョロンエリアを散策してきました。
チョロンは中華街
チョロン地区は中華街として知られています。
しかし一般的な中華街のイメージを期待して行くとチョロンは中華風味が薄く、意外の感を覚えるかもしれません。
これはベトナムにおける華僑の少なさが原因です。
ベトナム戦争で北が勝利し、南は資本主義による支配から「解放」されました。
それにより、資産のある華僑は出国しボートピープルとなり、逃げ遅れた者は財産没収、最悪の場合は処刑されたとのことです。
ボートピープルの苦労話はよくドラマや映画になっていますが、出国できた人々はまだ幸運で、ベトナムに残らざるを得なかった人たちにこそ悲劇があります。
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チョロンの街並み
ルオンニューホック通り(Lương Nhữ Học)は漢方薬の店が多く、この辺り一帯は八角のような匂いが立ち込めています。
▼薬局というよりはむしろ「薬屋」という呼称がふさわしい佇まいです。
各種の薬草などが大量に袋に詰め込まれています。
▼下から2段目にはヒトデらしきものも見えます(左から2番目)。
▼交差点角の大型店舗の様子。こんなに大量にあって売りさばけるのか心配になります。
チョロンの薬屋で便秘薬を買ってみた
せっかくなのでこちらのお店で便秘薬を処方してもらいました。
2日分(68g)で2万ドン(97円)でした。
知識がないとその辺の山で拾ってきた枯れ葉にしか見えません。
ググってみたところヨーロッパ原産のセンナ茶というもので、漢方薬ではないようです。
飲み過ぎると下痢や失神という副作用が出てしまうらしいので、様子を見つつ飲んでみます。
【リンゴ健康院「センナ茶にご用心」より】
効果については追記します。
センナ茶の効果【2021年11月18日追記】
1日分の用量の7割ぐらいを、半日かけてお茶として摂取しました。
その結果、効果が強すぎて酷い下痢になり、便意で夜中に3回起きるはめになりました。
翌日も昼過ぎまではトイレに通い詰めです。
2日目はもう摂取しませんでした。
薬屋のおじさんに「2日分」として渡されましたが、その量が少々疑わしいです。摂取する際は慎重に自分で用量を見極める必要があります。
この1日でかなり宿便が出ていった感じがあるので、1年に1回ぐらいは飲んでみたら良いかもしれません。
温陵会館
温陵会館とかいうお寺です。
門前町ではお供えグッズなどを売っていますが、観光客がほぼいないので暇そうです。
物品販売の他、駐輪(Giữ Xe)でも小銭を稼いでいるようですが、利用者は殆どいませんでした。
資材店通り
ルオンニューホック通りの南のほうは、建築資材などを取り扱う商店が並んでいます。
その他
▼天后宮。すぐ横の高い位置にiPhoneの広告が掲げられているのが皮肉的で良いです。
▼古そうなアパート。ベランダのフェンスが石造りなのが特徴です。
▼ナポリコーヒーでひと休みしました。コーヒー1杯18,000ドン(87円)。
チョロン散策まとめ
チョロンは中華感は薄いものの、やはり他の地区とは違う雰囲気があります。
ホーチミン市観光のマストとまでは言いませんが、訪れてみて損はないでしょう。
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