厳格ロックダウンは9月15日まで延長。市民の不満は高まる
8月23日に始まり9月6日に終わる予定だった厳格なロックダウンですが、当然のように延長されました。
感染拡大が抑制されれば9月15日に解除される予定ですが、あまり期待していません。
ホーチミン市民の不満
長引くロックダウン政策にホーチミン市民の不満は高まる一方です。
Facebookでは政府批判のコメントが多数投稿されています。







長期の社会的隔離で仕事も金もなく、食料さえも満足に調達できなくなり不満が蓄積されているようです。
民主主義国家ならとっくに大規模デモが起きているところでしょうが、1党独裁体制ゆえに批判はネットの外には出ず、封じ込められています。
なお、コメント欄があるベトナム語Webメディアと言えば VnExpress や Tuổi trẻ がメジャーですが、いずれも批判的なコメントは不自然なほど少なく、ベトナム人の本音が反映されているとは思えません。
ゼロコロナからウィズコロナへ
ベトナム政府はワクチン接種済みの人から制限を緩和していく方針のようです。
ワクチン2回接種を条件に移動制限緩和を検討 まずは南部で試行 [社会] https://t.co/uR2XfVrN0Y
— VIETJOベトナムニュース (@VIET_JO) September 7, 2021
もし「2回接種から2週間経過」が条件とすると私の場合は11月です。
自由に買い物に行ける日はまだ遠そうです。
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ベトナム株は底堅い
唯一の救いは株価が底堅く展開しているという点です。
VN指数は5月末のホーチミン市社会的隔離開始以降で+1.00%と僅かながら上昇しています。
年初来では+20.8%と大幅プラスです。
激烈的なロックダウン政策で経済にダメージを与え失業者を量産している割にはよく持ちこたえているという印象です。
しかしVIETJO(9月8日付)によると、2021年のホーチミン市経済成長率は最悪の場合で-13.48%と予想されており、今後はファンダメンタル悪化による株価への影響が懸念されます。
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