厳格ロックダウンは9月15日まで延長。市民の不満は高まる

2021年9月9日

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8月23日に始まり9月6日に終わる予定だった厳格なロックダウンですが、当然のように延長されました。

感染拡大が抑制されれば9月15日に解除される予定ですが、あまり期待していません。

ホーチミン市民の不満

長引くロックダウン政策にホーチミン市民の不満は高まる一方です。

Facebookでは政府批判のコメントが多数投稿されています。

腹が減っては愛国もクソもない
お金はないのに食料品の値段は上がっている。政府は安心して家にいろと言うが、給付金は公平に分配されていない。2~3回受け取った人がいる一方で1回も受け取ってない人もいる。
政府はラーメンすらなくて飢える人を見てないのか? あいつら良心がないのか。
軍隊が買い物代行しているのなんて見たことがない。前はスーパーに行けたのに今はどこにも行けないし配達もこない。政府は人民を全滅させたいのか?
区域の管理人が食料の分配に来ましたが、「住居が立派だから」とうちには分配してくれませんでした。家はあっても失業で食べ物はないし、給付金受け取りは宝くじ並に難しいです。
政府は賢くない。間違った方針で人民を餓死させる。
政府は対コロナを上手くやって他国にアピールしたかったんだろうけど、このざまだ。

長期の社会的隔離で仕事も金もなく、食料さえも満足に調達できなくなり不満が蓄積されているようです。

民主主義国家ならとっくに大規模デモが起きているところでしょうが、1党独裁体制ゆえに批判はネットの外には出ず、封じ込められています。

なお、コメント欄があるベトナム語Webメディアと言えば VnExpress や Tuổi trẻ がメジャーですが、いずれも批判的なコメントは不自然なほど少なく、ベトナム人の本音が反映されているとは思えません。

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ゼロコロナからウィズコロナへ

ベトナム政府はワクチン接種済みの人から制限を緩和していく方針のようです。

もし「2回接種から2週間経過」が条件とすると私の場合は11月です。

自由に買い物に行ける日はまだ遠そうです。

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ベトナム株は底堅い

唯一の救いは株価が底堅く展開しているという点です。

VN指数は5月末のホーチミン市社会的隔離開始以降で+1.00%と僅かながら上昇しています。

年初来では+20.8%と大幅プラスです。

激烈的なロックダウン政策で経済にダメージを与え失業者を量産している割にはよく持ちこたえているという印象です。

しかしVIETJO(9月8日付)によると、2021年のホーチミン市経済成長率は最悪の場合で-13.48%と予想されており、今後はファンダメンタル悪化による株価への影響が懸念されます。

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自己紹介

宮内健吾(仮名)、29歳の時に資産たったの1500万円でセミリタイア。

少々の労働収入と投資収入でベトナム生活を満喫していたところ、コロナ禍で仕事を失い暗転。

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