Xiaomi Redmi 10X 5Gを買ったけどちょっと後悔。購入レビュー、評価、感想
格安5GスマホであるXiaomi Redmi 10X5Gを買いました。
3万円以下で買える5Gスマホとして海外で評価が高い同機種ですが、中国ROM版しかないのが難点です。
Redmi 10X5Gは中国ロムのみ
中華スマホには中国国内向けのChina Rom版と外国向けのGlobal Rom版があります。
スマホクラスタには常識らしいですがスマホライトユーザーの私は買った後で初めて知りました。
Redmi 10X5Gは今のところGlobal Romが存在せず、China Rom版のみです。
購入価格
Redmi 10X5G (RAM6GB/ストレージ64GB)をベトナムのShopeeにて507万ドン(23,581円)で購入しました。
中国での実売価格が21,400円ぐらいなので妥当な金額と言えます。
購入理由
日本と同様、ベトナムでも5G通信は普及していないので、現状では5G対応スマホは必要ありません。
しかし2年後に売却することを考えた場合に5Gスマホのほうがリセールバリューが高いことが予想されるため、5G対応でコスパが良い同機種を選択しました。
Xiaomi redmi 10X5Gのスペック
機種名 | Redmi 10X5G |
発売日 | 2020年6月 (日本未発売) |
RAM | 6GB |
ストレージ | 64GB (micro SDカードスロット有り) |
ディスプレイ | 2400×1080、有機ELディスプレイ |
本体サイズ | 164.2×75.8×9mm、205g |
SIMスロット | ハイブリッドdual SIM (micro SDと排他利用) |
バッテリー容量 | 4520mAh |
チップセット | Media Tek Dimensity 820 |
カメラ性能 | メインカメラ: 48MP+8MP+2MP、インカメラ: 16MP |
付属品
・USBケーブル(Type-C)
・スマホケース
・SIMピン
充電器のプラグはA型なのでベトナムや日本でもそのまま使えます。
保護フィルムがついてないのはちょっと残念でした。
後日、近所のスマホアクセサリー屋で保護フィルムを購入して貼り付けてもらいましたが、ジャストサイズがなく画面上のほうがちょっと隠れてしまいました。
本体外観
背面はシャイニーで高級感があります。
カメラの出っ張りも気になるレベルではありません。
付属のカバーを付けるとほとんど出てないぐらいになります。
サイズ感
ディスプレイサイズは6.57インチです。
▼5.9インチスマホ(Huawei nova2i)と比較
でかくて使いづらいかと思いきやそうでもないです。
ジーンズの前ポケットにすっぽり入ります。
これ以上でかくなられると困りますが、これぐらいならまだ許容範囲です。
重さ205gもさほど気になりませんが、これは私が家で普段8インチタブレットを使っているからかもしれません。
有機ELディスプレイ
3万円以下で有機ELディスプレイを搭載しているというのは嬉しいポイントです。
ただ、私はスマホでは動画も見ないし高画質ゲームをするわけでもないので、あまりメリットを実感できませんでした。
MIUI 12.0.5搭載
AndroidをベースにカスタムしたMIUIが搭載されています。
普通のAndroidと操作方法に大きな違いはありませんが、ホーム画面に全アプリが表示されたり、左にスワイプすると中国消費者向けの広告が表示されたりするのが鬱陶しいです。
これらの問題はランチャーアプリを使用することで解決できます。
私はNova Louncherを導入しました。使いやすいのでオススメです。
カメラ性能・作例
メインカメラは48MP+8MP+2MPのトリプルレンズで、めちゃくちゃ高性能というわけではありませんが、普段の日常記録やSNS投稿には十分すぎる能力を備えています。
ナイトモードは実際の見え方により近く撮影できています。
ご覧の通り0.6xはかなり広い範囲を撮影できるのでいろんなシーンで役立ちそうです。
48MPモードの実力
通常モードだと1200万画素で撮影されますが、4800万画素で撮影するモードもあります。
拡大したら違いがわかりますが、さほど大きな差はありません。
というかむしろ上の2枚の場合は1200万画素のほうが良く写ってる気がします。
画像ファイルサイズも4倍になってしまうので、個人的には1200万画素で十分です。
ウォーターマークの消し方
何故か初期設定でウォーターマーク(写真左下の文字)が入るようになっています。
これをわざわざ毎回入れたい人はあまりいないと思うので消しましょう。
カメラを起動して右上の三マーク→「Settings」→「Watermark」でオフにできます。
指紋認証
画面内指紋認証システムが搭載されています。
指紋登録の際に「保護フィルムを貼ると認証できません」的な警告が出ますが、保護フィルム貼り付け後に登録すれば普通に機能します。
ただ、この画面内指紋認証自体が従来の物理ボタンに押すタイプの指紋認証より若干遅いです。
実用的に問題があるレベルの遅さではないですが、今までの指紋認証スピードに慣れていると「ん?」となります。
micro SDカード対応
何故か「micro SDカードに対応していない」という情報が出回っているようですが、普通にmicro SDカードを挿せます(排他利用)。
私はとりあえず64GBのマイクロSDカードを挿入して使っています。
いくつかの不具合
前述した通り、今のところXiaomi Redmi10X5GはChina Rom版しか存在しません。
全てChina Rom版が原因とは限りませんが以下の不具合・デメリットを確認しました。
位置情報を取得しない
室内で位置情報を取得できません。
窓際や屋外では取得できるので、おそらくWiFiの位置情報サービスが機能していないものと思われます。
Googleマップだけでなく百度地図アプリや中国のGPSチェックアプリで見てもやはりダメでした。
普通のAndroidだと「位置情報の精度を改善」をオンにするとWiFiで位置情報を取得できるようになりますが、Redmi 10X5Gではどこにもその設定項目が見当たりません。
ショップにも問い合わせてみましたが、結局どうにもなりませんでした。
ベトナムでのレビューを見ると同様の症例が多いですが、他の国ではそういった報告を見かけないのでベトナム固有の問題かもしれません。
漢字が違和感
一部のアプリで一部の漢字が簡体字になってしまいます。
Chromeだと問題なく日本の字体で表示されますが、Line、Facebook、Twitterでは簡体字になります。
実害はありませんが、ちょっと気になります。
一部アプリが動かない
何故かAgodaアプリにログインできません。
メールでログイン通知は届くのですが、接続中を示すマークがぐるぐるまわるだけでそこから進めない現象が起きます。
他にも正常に動かないアプリがあることが予想されます。
Redmi 10X5G購入感想
Xiaomi Redmi 10X5Gは評判通りコスパが高いスマホです。
中国ロム版であるというのが唯一の不満で、スマホの性能自体には何の問題もないです。
よっぽど負荷がかかるアプリを使ったりしない限りはサクサク操作できますし、カメラも2万円台スマホにしては十分すぎるほど良く撮れていると思います。
グローバル版が出さえすれば完璧なので、興味ある方はそれまで待つと良いでしょう。
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