新型コロナウイルスでベトナム株&ベトナムドンのダブル安で私の資産も大ダメージか
ベトナム国内で判明している新型コロナウイルスの患者数は5人となっています(1月31日時点)。
今のところ、ホーチミンにおいて庶民レベルでは警戒感が高まっているという雰囲気はないです。
「コロナウイルスこわいなー」という話題は出ますが、それによって外出を控えるという人は少なくとも私の周りにはいません。
▶2月3日追記: 日に日に警戒感が高くなっています。
「コロナが怖いので外出しない」という話もちらほら聞くようになってきました。マスクはほぼ売り切れです。
「ハノイでは新型肺炎患者が174人発生している」という噂もSNSで出回っています。
新型コロナウイルスのベトナム株への影響
VN INDEXは春節明けの2日間で5.5%下落しました。
まだ5人しか患者が判明していない状況ですので、今後感染拡大が発覚すれば更に下落する可能性が高いです。
そもそも、ベトナム経済は中国と密接に関わっています。
ベトナムの貿易構造はすごくざっくり言うと、
「中国から部品・原材料を輸入し、ベトナムで製品化して米国等に輸出する」
という流れになっています。
ですので、中国で問題があるとベトナムは部品・原材料調達及び生産活動に支障をきたすということになります。
中国からの輸入が滞った場合でも長期的には他の国からの輸入で代替できますが、短期的にはコスト上昇や生産量の低下といった影響があり得ます。
ベトナムドンも下落
春節休み明け、ベトナムドンは対ドルで0.17%下落しました。
これは1日の下落幅としては2019年9月以降で最大です。
リスクオフの時にベトナムドンを積極的に持っていたい人はいないので、感染拡大と共に下落する可能性が高いです。
しかし、当局によって介入が行われるので、トルコリラのような大暴落は起きないでしょう。
世界金融危機ど真ん中の2008年、ベトナムドン対米ドルレートは8.6%のマイナスに留まりました。
ちなみに同期間のトリコリラは対米ドルで24%のマイナスになっています。
ベトナムドン建て資産は大幅下落か
2007年~2008年にはベトナム株は最大75%ほど下落しました。
当時はそもそもベトナム株が加熱しすぎだったので、今回は最悪でもそこまでの下落はないと思いますが、数十パーセントの下落は覚悟しておいてもいいでしょう。
上述の通り、ベトナムドンも同時に下落するはずなので、株&為替下落のダブルパンチとなります。
狼狽売りはしません
上記は悪いほうのシナリオであって、良いほうのシナリオでは、感染がそれほど広がらず株と為替の下落も限定的となります。
また、感染拡大して株価が下落したとしても、いずれまた上昇するはずなので過度に心配する必要はありません。
一番アホなのは狼狽売りです。
今後もベトナム株ガチホ継続でいきます。
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