新型コロナウイルスで鎖国状態になったベトナムの様子
ベトナム政府はここ1週間ほどで「ビザ発給停止」「全入国者隔離」などの措置を矢継ぎ早に決定してきましたが、ついに3月22日からは全ての外国人の入国を停止しました。
ベトナムは一時的に鎖国政策を採用したということです。
そんなベトナム(ホーチミン市)の現在の様子をお届けします。
ベトナム屈指の繁華街ブイビエンストリート
ホーチミン市人民委員会の命令により、3月15日からバー、マッサージ店、ビアクラブなどは一時休業となっています。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が拡大する中、ホーチミン市人民委員会は、市内のカラオケ店やディスコ、バー、ビアクラブ、マッサージ店、映画館、インターネットカフェなどの営業を一時停止させることを決定した。
営業停止期間は3月15日午後6時から3月31日までの予定だが、延長される可能性もある。
[VIETJO 2020年3月16日 より
この状況下で繁華街はどんな雰囲気になっているのか、実際に行って見てきました。
ホーチミン市の繁華街といえばブイビエンストリートです。
ここはバンコクのカオサンストリートのようなエリアで、バックパッカーを中心とした外国人旅行者が多く集まり、安宿、バー、クラブなどが軒を連ねます。
▼2月のブイビエンストリート。この時点でベトナム人客がいなくなっていました。
ベンタン市場のナイトマーケット
ベンタン市場横のナイトマーケットも普段は外国人客が多いので、ダメージが大きいようです。
▼通常時、この通りは露店が並んでいますが、店が3分の1ぐらいになっています。
もっとも、このエリアはいつもは外国人相手にぼったくり商売をしているので、同情心はあまり湧いてきません。
フードコートはガラガラ
3月22日(日曜日)の夜、Vincom Mega Mallに行ってきましたが、フードコートはガラガラでした。
いつもこの時間はほぼ満席だそうですが、新型コロナウイルスの影響で客足が途絶えてしまったようです。
買い占めは起きていない
ヨーロッパでは買い占めでスーパーマーケットの棚がすっからかんになっていたりするようですが、ホーチミン市ではそういう現象は起きていません。
▼消毒液(ジェル)も売っています。2月は手に入らない時期がありましたが、その後供給されるようになりました。
ローカル市場も平常営業
まとめ
繁華街はこの世の終わりかのような状況になっており、自粛や規制で経済的には大ダメージを受けているのは間違いありませんが、市民はおおむね落ち着いて生活しているという雰囲気です。
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