新型コロナウイルスのベトナム・ホーチミンでの影響
アジアを中心に猛威を振るう新型コロナウイルスに関して、ベトナム・ホーチミンでの影響を調べるべくこの土日に各所を訪れてみました。
ホーチミンでもマスクとアルコール消毒液は売り切れ
他国と同様にホーチミンでもマスクとアルコール消毒液は品切れ状態です。
「マスクは田舎ではまだ売ってるので、実家から送ってもらった」
という人もいます。
アルコール消毒液については、ベトナム人が積極的に使っているイメージがないので油断していたのですが、昨日薬局やスーパーを計5~6軒回ってみたところ全店売り切れでした。
ハンドソープはまだある
一方でハンドソープはまだ山ほど売っています。
ハンドソープはマスク・アルコール消毒液と並んで感染症予防重要アイテムだと思いますが、ベトナム人は手洗いの重要性をあまり認識していないのかもしれません。
私は1個購入しときました。
食料買い占めはない
シンガポールでは食料買い占めパニックが起きているようですが、食料自給率100%を超える*ベトナムでは今のところ食品買い占めとは無縁です。
むしろ中国向けの輸出が滞り、一部の農作物が供給過多になり価格が下がるという現象が起きているようです。
中国・湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルス(nCoV)の感染が拡大している影響で、中国の業者によるベトナムのスイカやドラゴンフルーツ、バナナの買い付けが停止状態となっており、買い付け価格が暴落している。【VIETJO 2020年2月9日より】
喫茶店への影響
不要不急の外出を控える動きも見えます。
大手喫茶店チェーンのハイランズコーヒーは土曜日の夕方にも関わらずガラガラでした。
▼1区のハイランズコーヒー。普段ならこの時間は席の8割は埋まっている。
しかしローカル喫茶店は日曜日の朝から繁盛していました。
これは客層の違いかもしれません。
ハイランズコーヒーの客は比較的若年層が多いです。
若者はネットで様々な情報(デマ含む)に触れているので、新型コロナウイルスへの警戒心が高く、客足が鈍っている可能性があります。
ブイビエンストリートも客足が鈍い
「ベトナムの歌舞伎町」「ベトナムのカオサン」などの異名をとるブイビエンストリートも通常より人が少なくなっています。
土曜日の夜は歩くのも苦労するほど混雑する時もありますが、昨日はガラガラでした。
そもそも週末の夜は歩行者天国だったのですが、昨日は規制されていませんでした。
普段の週末は外国人旅行者に加えてベトナム人の若者グループもこのエリアで飲み食いしているのですが、やはり人混みを避けるということでしょう、ベトナム人客が特に少なく感じました。
ビンホームズセントラルパーク
東南アジア最高層ビル、ランドマーク81近くのビンホームズセントラルパークは特にガラガラでした。
いつもはファミリーやカップルで賑わっているのですが、ウォーキングしている地元民っぽい人たちしかいませんでした。
これだけ人が少ないと感染リスクも少ないしオススメ訪問スポットです。
まとめ
今のところホーチミンにおいてパニック的な反応はありませんが、新型コロナウイルスへの警戒心や不安感は確実に高まっているようです。
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