ベトナムではスイカやサナギがおかずになる
今回は「白米とおかず」をテーマにお送りします。
ベトナムの奇妙なおかず
ベトナムでは日本人にとって奇妙に見えるおかずが存在します。
スイカ
割とよく見るのがおかずスイカです。
切ったスイカを生でそのままおかずとして食べます。
とあるお宅で夕食をご馳走になった際はおかずとしてスイカが出てきて、その後デザートでもスイカが出てきました。
おかずとデザートの2wayプレイヤーです。
バナナ
バナナも生でおかずにされます。
東南アジア各国で見られる揚げバナナならまだわかりますが、生バナナを白米と食べるのはかなりキツイです。
パパイヤ
スイカ、バナナと来たらもはや何が来ても驚きません。
パパイヤもおかずラインナップに入ります。
これは彼女の祖父が好物だそうです。
その他の果物
とりあえずメジャーなおかず果物として上記3つ紹介しましたが、他にも大抵の果物はおかずに成りうるそうです。
但し、若い世代はおかず果物を忌避する傾向があります。
食に苦労した戦争世代ほどおかず果物に抵抗がないようです。
サナギ
スーパーでよく見かけるのがサナギです。
※Google広告からスクリーンショット。
北部では安食堂でも売られています。
豚肉、鶏肉などとサナギが同列に並んでいるさまを見ると、自分が持っている常識の儚さを感じます。
私も一度食べてみましたが、パリパリした食感でピーナッツのような味でした。
ちなみに私の彼女は上記いずれのおかずも、
と言っています。
当然ながらベトナムでも人によって嗜好は様々です。
ダナンでハエ入り炒飯を食わされた件/ ダナン・ホイアン旅行で食べたモノ
ベトナムの「日本米」
ついでにベトナムの「日本米」も紹介します。
▼スーパーで5キロ11万ドン(529円)でした。
堂々と「日本米」と表記していますが、裏の説明書きに
「ベトナムの肥沃なメコンデルタで育った高品質な日本米です」
とあるので、どうやらジャポニカ米のことを日本米と呼称しているようです。
▼パッケージ裏面にある炊き方説明。改行が怪しいですが、一応ちゃんとした日本語です。
※以上2枚の画像はBach Hoa Xanhより。
▼安いコメは不揃いだったりしますが、この商品はまあまあ均一です。
▼炊いてみました。
味は悪くないです。
もちろん絶品とか高品質ということはないし、米どころで育ったような方には食ってられないレベルかもしれませんが、貧乏舌の私には違和感なくいただけるクオリティでした。
東南アジアの米は不味い?
「ベトナムに住んでいる」と言うとアラフォー以上の人によく言われるのがこれです。
平成米騒動で輸入したタイ米(インディカ米)が不味かったのがよほど印象的だったようで、未だに話題に出ます。
食べ物の記憶は一生モノということでしょうか。
これに対してよくあるのが
という説明ですが、私はこれにも懐疑的です。
というのも、ベトナムで食べるインディカ米による白米は別に不味くないからです。
インディカ米でも適切な炊き方をすれば白米としても美味しく頂けるということでしょう。
白米とおかずを食べるのは日本だけ?
とかいう説をネットで何度か見かけたことがありますが、ベトナムを含めてそんな国はいくらでもあります。
日本と同じだったり違っていたりで、世界は非常に興味深いです。
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