もし2000年に資金1000万円でベトナム金利生活を始めていたら、現在資産額はいくらになっていたか

2019年4月14日

先日、

ベトナムで金利生活をしている私の2019年収支見積り

という記事を書きました。

そこでふと、もっと昔からベトナムドン預金による金利生活を始めていたら、現在資産状況はどうなっていたのか気になったので、計算してみました。

ベトナムで金利生活シミュレーション

条件

⚫開始年:2000年
⚫投入金額:1000万円

2000年1月に1000万円でベトナムドン預金(1年定期)を始め、利子だけで生活。余った利子は元本と合わせて再投資。
※1年目(2000年)のみ受取利子がないため、預金を取り崩して生活。

金利推移

金利データは以前にも使用したこちら。

ベトナム金利推移.png

このデータの前半部分は、私がベトナム語ニュースサイト等を検索し「200x年の1年定期はxx%」というような記述を収集してまとめたものです。
「ベトナムドン預金の金利推移」というまとまったデータを公開している機関はないので自力で作りました。

生活費はいくらか

金利と同様に重要なのが「生活費をいくらに設定するか」です。

現在でさえ「ベトナムは月5万円で生活できるぞ」という意見に対して「まともな人間なら毎月10万円はかかるぞ」とかいう反対意見が出てくるぐらいなので、2000年時点での生活費は何ドンに設定しても異論が出るでしょう。

ひとまずここは、

「2000年の年間生活費は4900万ドン(当時のレートで35万2517円)」

とします。

4900万ドンの根拠

2018年の生活費を1億5000万ドン(69万7674円)と仮定。

2000年~2018年のインフレ率推移から逆算すると、2018年の1億5000万ドンは2000年の4900万ドンと推定できる。

なお、4900万ドンは当時の一人当たりGDPの8倍以上であるため、外国人が生活するに当たって十分な金額であると思われる。

余談ですが、2006年にベトナムを訪れた際、フエで会った大学教師は

「月給100ドルだけど、この国ではそれで十分生活できるんだ」

と言っていました。

また、同年に私はサパでローカルの部屋を借りてプチ沈没しましたが、その時の家賃がたしか50米ドルでした。

こういったことを踏まえると、「2000年の年間生活費4900万ドン(約35万円)」は高めの設定であると言えるでしょう。

計算結果

金利と生活費が決まったら、後は表計算ソフトでインフレ率などをポチポチ入力して計算するだけです。

その結果がこちら。

ベトナム金利生活計算

ゴチャゴチャしてわかりづらいですね。

ようするに結論はこうです。

2000年にベトナムドン預金を始めた結果

毎年の利子で生活費をカバーできて、余った分を再投資したら、2019年には1000万円が1450万円になった。

ちなみに、利子を全額再投資に回した場合は1000万円が3229万円になります。

【2019年2月18日 計算修正】

まとめ

この20年間、ベトナムドンは1年定期で回した結果3倍になる美味しい通貨でした。

そんなことも知らずに、やれ「高金利通貨は通貨安で利子が相殺される」だの、「新興国通貨で預金している奴は貨幣錯覚に陥っているバカ」などと言っている日本人の、なんと多いことか。

ということで、世の中に流布している言説を鵜呑みにせず、自分で検証して真実性を確認する作業は非常に大切だと思います。



自己紹介

20代で死ぬほど働いて1500万円貯めてセミリタイア。

現在は少々の労働収入と投資収入でベトナムを拠点に生活しています。

詳しくはこちらの記事をお読みください。