2000年以降ドン預金実質利回りは常にプラス
先日のベトナムドン預金に関する記事で、
「2008年以外は名目金利が通貨下落率を上回っており、ここ13年間で12勝1敗です。」
と書きましたが、これはデータ入力ミスによる間違いでした。
正しくは「ここ13年間で13勝0敗」でした。それどころか、さらに2000年までさかのぼって計算しても「名目金利が負け知らず」であることが判明しました。
ベトナムドン預金に興味があるような人はわかっていると思いますが、外貨預金で重要なのは為替変動です。
預金金利が10%あっても、通貨安が10%だった場合、実質利回りは0%です。
もし通貨安が4%であれば実質利回りは6%になります。
「高金利通貨で預金していたら、いつの間にか資産が減っていた」ということがないよう、為替変動と実質利回りを把握しておく必要があります。
データがある2000年以降、ベトナムドンの対ドル減価率が12か月定期金利を上回ったことはありません。
つまり、「この19年間、ベトナムドン預金の利回りは常にプラスだった」ということです。
この間の名目金利は年平均8.29%、複利で回した場合の利回りは年平均5.95%でした。
2000年に10,000ドルでベトナムドン預金を始めた場合、2019年には29,994ドルになっていた計算になります。
次の19年間も利回り5%以上になるかどうかは誰にもわかりません。
投資は自己責任でどうぞ。
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