セミリタイアから5年で資産1500万円を2000万円にした方法
ブログタイトルで「資産1500万円」と掲げていますが、これはセミリタイア開始時の資産であり、現在の資産は1997万円です。
▲この記事を書いた時点では1963万円でしたが、その後株価の上昇やベトナムドンの利子受け取りにより増えました。
今回はセミリタイア以降の私の収入と支出について書きます。
セミリタイア後の資産推移
※2014年~2016年は断片的なデータしか残ってないので推測値です。OpenofficeのCalcで記録していたのですが、ファイルが壊れた・間違えて消した等により参照できなくなってしまいました。
キレイな右肩上がりに見えますが、2014年から2015年の増加はほぼ円安効果です。
この1年は1ドル105円から120円の大幅な円安になりました。
日本にいたときから海外移住を見越して資産の半分以上を外貨建てに替えていたため、円安により円換算の資産額が増えました。
しかしそれは円自体の価値が落ちたということなので、実際に資産が増えたと言えるか微妙なところです。
2016年以降は円安と関係なく順調に増えています。
この年からベトナムドン預金の利子受け取りが始まったので、
「労働と利子が収入の二本柱」
という今の生活スタイルが確立されたことになります。
支出額
年間支出は100万円~120万円です。
.
⚫海外(8か月):50万円~60万円
⚫日本(4か月):50万円~60万円
.
日本での支出には往復航空券(2往復)の費用を含むので、日本滞在中の実質的な生活費としては1か月10万円ぐらいです。
収入
主な収入源は給与・ベトナムドン利子で、小遣い稼ぎにネット販売も少しやっています。
利子:55万円~65万円
販売:25万円~35万円
詳しくは以下で説明します。
給与収入
これを言うと身も蓋もないですが、凡人が最も簡単かつ確実に資産を増やす方法が「労働」です。
「ブログで月30万円稼いでいます」
みたいなこと言ってる人はプロなので真似しようとしてはいけません。
「ダルビッシュは年収30億円」
と聞いて
「じゃあ俺も野球やってみよう」
とならないのと同じことです。
我々凡人は雇用されて給料を得るのが資産増の近道です。
私の年間給与は、3.5か月働いて手取り125万円~150万円です。
短期雇用の割には高いと思われるかもしれません。
前職と同じ職種なのでスキルを活かせること、毎年同じ会社で働いているため人的評価がリセットされないことから比較的高い給与となっています。
また、会社側としても派遣社員を雇うよりは安いため、Win-Winの関係となっていると言えます。
投資収入
投資による収入はベトナムドン預金の利子がメインです。
約830万円預けて毎年55万円~65万円ほど貰っています。
これにより、海外生活8か月間の支出は大体カバーできるので、上述の給与収入を貯蓄に回せるという状況になっています。
「ベトナムドン預金なんてバカか? 高金利通貨は為替安で利子なんて吹っ飛ぶぞ」
みたいなことをロクに調べもせずに言う人がよくいますが、ベトナムドンは2000年以降実質利回りがマイナスになったことがない、極めて安定度の高い通貨です。
▼参考
ベトナムドンの他には、00年代後半に買った豪州ゼロクーポン債が償還を迎えたことなども資産増に寄与しました。
ネット販売
ベトナムで仕入れた商品を、日本にいる時だけネットで売っています。
と言ってもそのへんの店で買い付けているのではなく、メーカーと直接交渉して仕入れた商品です。
80万円ぐらいで仕入れて、4年目の去年ようやく損益分岐点を超えて35万円のプラスになりました。
真似されると困るのでモノが何かは書きませんが、
「めちゃくちゃ高品質ではないけどこのクオリティでこの価格は他にない」
という絶妙のラインでそこそこ好評です。
来年ぐらいで在庫が尽きますが、また仕入れるかどうかはわかりません。
いつか売れるとしても、在庫の山は結構ストレスになるからです。
性格的に商売に向いてないようです。
余談ですが、上述の通り取引金額はたったの80万円程度ですが、この金額でもベトナムのメーカーは取引相手として丁重に扱ってくれました。
中国では全く違うらしく以前、デタム通りで会ったインド人ビジネスマンは
「ベトナムは小ロットでもやってくれるからいいよね。中国だと最低注文数が万単位だから、うちみたいなスモールビジネスの会社は門前払いだよ」
と言っていました。
まとめ
増加した500万円の内訳は以下の通りです。
⚫債券等分配金:75万円
⚫株価の上昇分:50万円
⚫円安で水増し:40万円
⚫ネット販売益:35万円
増加分の6割が給料からの貯蓄でした。
ベトナムドン預金という頭おかしいことをしつつ、労働し収入を得るという両極端な二本立てが奏功しました。
1年のうち何ヵ月か働くのは気分転換になって精神的にも良いので、今後もこの二刀流を続けていく所存です。
「順調は話は面白くねえ! 失敗談を聞かせろ!」という方はこちらをどうぞ▼
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