7月5日以降、銀行に関する新規制施行でベトナムドン定期預金終了か
先日、Timo銀行から規約変更が発表されました。
⚫外国人で口座開設できるのは12ヶ月以上の滞在許可がある場合のみ。
⚫7月5日以降、定期預金を組めるのは6ヶ月以上の滞在許可がある場合のみ。また、定期預金の期間は滞在許可の期間内に限る。
これらの規約はベトナム国家銀行(中央銀行)の通達(19/2016/TT-NHNN, 26/2017/TT-NHNN, 48 & 49/2018/TT-NHNN)によるものです。
この通達については2月ごろにブログ読者の方に教えて頂き認識していましたが、ベトナム国家銀行の通達は確実に遂行されるわけではないので、あまり気にしていませんでした。
ところが「外国人でも開設できる」を売りにしているTimoが通達に従ったことで衝撃が走りました。
私が850万円ほど預けているSCB(サイゴン商業銀行)でも同様の対応をとる可能性が高いということです。
私はいつも3ヶ月ビザで滞在しているので、7月5日以降は新たに定期預金を組めなくなります。
そこで今後の対応を考えてみました。
1年ビザを取得する
1年ビジネスビザ(DNビザ)も業者に金を出せば簡単に取得できます。
業者への手数料が290米ドル+ビザのスタンプ代が135米ドルで合計425米ドルで1年マルチビザが手に入ります。
私は年間80米ドルほどベトナムビザに支出しているので、345米ドル余分に掛かることになりますが、資金約8万米ドルに対する運用手数料と考えればさほど高くありません。
DN1年ビザは2019年7月現在、簡単にはとれなくなっているそうです。
情報をくださったKさん、ありがとうございました。
資金を引き上げる
いっそのこと全資金をベトナムから引き上げるというのも有りです。
ただ、ベトナムから外国へ資金を移動するのは難しいという問題があります。
合法的な方法では3~5%ぐらい手数料が掛かってしまいます。
私の場合だと手数料30万円ぐらい掛かるということになるので痛いところです。
参考▶800万円超の資金をベトナムから日本へ送金する方法を考える
マンションを買う
「不動産を買うより銀行の利子で生活するほうがローリスクで簡単」が私の考えですが、定期預金を組めなくなるのでは仕方ありません。
もはや850万円程度ではホーチミン市中心部のマンションは買えませんが、郊外のほうならなんとか買えます。
7%ぐらいの利回りで、自身は家賃80米ドルぐらいのボロアパートに住むのも面白いかもしれません。
参考▶ベトナムで不動産投資しない理由をナニワ金融道が説明してくれている
まとめ
実際のところ、SCBが通達に従うかどうか五分五分です。
日本の感覚では「中央銀行の通達なんだから全行一斉に従うだろう」と思ってしまいますが、そうはならないのがベトナムです。
SCBにメールで問い合わせてみましたが、今のところ返信はありません。
いずれにしても、規約が突然ガラッと変わるのも新興国ならではのリスクであると実感しました。
7月5日以降どうなるのか、要注目です。
【追記】
SCBも同様の規約になることが判明しました▶SCBも定期預金ができなくなります!! 私の資金約850万円が行き場を失う事態に!!
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