ベトナムドン預金800万円が満期になるので今後の投資方針を考える
このブログで何度も書いているとおり、規制変更により新規のベトナムドン定期預金を組めなくなったため、元利合計800万円超が宙に浮きます。
そこで今後の投資方針について考えてみました。
今までの資産配分
時期によって若干違いますが、今までのアセットアロケーションは大体以下のような状態でした。
株式:30%
債券:15%
ドル円預金:15%
これも何度も言及してきましたが、ベトナムドンは高金利かつレートが安定している優良通貨です。
トルコリラあたりと一緒くたに考えて、「高金利=弱い通貨」と思っている人が多いですが、ここ5年間ベトナムドンは対ドルでわずか8%弱のマイナスに留まっています。
この間の預金金利は常に8%前後だったので、5年間の利回りはドル換算で6.1%となっています(利子再投資した場合・年率)。
参考▶10年前にベトナムの銀行に100万円預金していたら、現在日本円でいくらになっていたか—ベトナムの定期預金の実質利回りを計算
価格変動が小さい安心感
5年間、資産の40~50%をベトナムドン預金して感じたのは「価格変動がない(小さい)安心感」です。
超長期では株式に資金100%突っ込むのが最も資産が増える可能性が高いですが、暴落に直面すると精神的に耐えられるかわかりません。
歴史的にはS&P500でも回復まで25年かかった局面もあります。今後その再現がないとは誰にも言い切れません。
「オレは資産50%減っても平然としていられるよ」っていう人は株式100%でいいと思いますが、私はそこまでリスク許容度が高くないので株式割合はもう少し低くします。
レイダリオのオールシーズンズポートフォリオ
そんな私に合っているのはレイダリオ氏の提唱するオールシーズンズポートフォリオです。
米国株式:30%
米国長期国債:40%
米国中期国債:15%
商品:7.5%
ゴールド:7.5%
いろんなブログで紹介されているので詳細はググッてください。
参考▶レイ・ダリオが推奨するポートフォリオとは?オールシーズンズ戦略を解説!
セミリタイアブロガーだとcubmagaさんが実践しています。
参考▶2019年までのオールシーズンポートフォリオのリターンの紹介
これをそのまま真似をするのではなく、アレンジを加えてポートフォリオを組んでみます。
株式:50%
長期国債:30%
中期国債:10%
物価連動型国債:5%
ゴールド:5%
レイダリオ氏は株式30%を推奨していますが、個人的にはもう少しリスクをとれるので、株式50%とします。
また、本来はインフレ対策として商品(ゴールド除くコモディティ)を入れることになっていますが、 代表的な商品指数であるS&P GSCIを見るとここ30年でリターン1.1%という残念な数字になっているので、代わりに米国物価連動型国債ETFのTIPを入れてみます。
オールシーズンズポートフォリオというよりは、もはやただの債券比率高めのポートフォリオという感じですが、なるべく多くの局面に対応するという発想は生きています。
このポートフォリオで2005年~2019年の期間でバックテストすると以下の結果になります。
▼Backtest Portfolio Asset Allocationでテストした結果
年率リターン | 最大下落 | |
私のポートフォリオ | 8.48% | 19.16% |
米国株式100% | 8.87% | 50.97% |
リターンはあまり下げず、最大下落幅がかなり小さくなっていますね。
ただし、これは米ドルベースなので円ベースで見るとちょっと違う結果になるという点には注意が必要です。
最適ポートフォリオは人それぞれ
投資ブログを見ていると
「株式100%が正しい。それ以外はアホ」
ぐらいの強気で書いている人もいますが、リスク許容度は人によって千差万別なので、最適の資産配分は人それぞれです。
本記事が最適ポートフォリオ探しの一助になれば幸いです。
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