ベトナム2020年のGDPプラス成長は本当か

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ベトナム政府統計局によると、2020年の経済成長率は2.91%のプラスとなりました。

2019年の7.02%からは大幅ダウンですが、コロナ禍で世界全体のGDPがマイナスに落ち込む状況では驚異的な数字と言えます。

しかし「独裁体制の出す数字は信用できん」と疑う人もいます。

さて、実際のところはどうなのでしょうか。

カギは貿易統計

結論から言うと、「2020年もプラス成長だったのは本当である可能性が高い」と思います。

根拠は貿易統計です。

確かにGDPはどうにでも細工できます。実際、一昨年は「解釈変えたらGDP25%増えました」とかいう大事件もありました。(詳しくはこちら)

しかし貿易統計の場合は捏造すると他国が発表した数字と矛盾が生じていずればれるので正直に発表するしかありません。

2020年11月までの貿易統計は以下の数字となっています(出典:ASEM connect)。

輸出: 2546億ドル(5.3%増)
輸入: 2345億ドル(1.5%増)
貿易総額: 4891億ドル(3.5%増)
貿易収支: 200億ドル(83%増)

輸出、輸入ともにプラスで貿易黒字は80%以上の大幅アップです。

貿易依存度が高いベトナムでこれだけプラスになっていてGDPがマイナスになるというのは考えづらいので、2020年の2.91%成長というのは信憑性が高い数字といえるでしょう。

そしてこういう話題になると「いやいや、俺の周りでは失業した人が何人もいる。やっぱり信用できん」とか言い出す人がいますが、そういう個人的体験のほうがあてになりません。
1億人近く人口がいる国で、2020年にコロナで失業した人がいれば儲けた人もいます。そのトータルを数値化したのが統計であり、プラス2.9%という結果です。

ベトナム株も好調

順調な経済を反映しているのかどうかわかりませんが、ベトナム株も好調です。

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自己紹介宮内健吾Ⓐ、29歳の時に資産たったの1500万円でセミリタイア。

少々の労働収入と投資収入でベトナム生活を満喫していたところ、コロナ禍で仕事を失い暗転。

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