ホーチミンは捨て身の戦術でコロナを抑え込みにいく模様

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厳しいロックダウンが実施されているホーチミン市ですが、さらに激烈的な策が通達されました。

工場活動停止

7月15日午前0時より、以下の2つのうちどちらかを実施できない工場は活動一時停止となります。

・労働者が工場に住み込みで働く
・労働者を1箇所にまとめて宿泊させ、工場と宿泊場所以外の往来を禁ずる

 

この策により稼働率がかなり下がることは避けられません。

ベトナム政府は外出禁止策などで消費を犠牲にしてきましたが、さらに生産をも代償に捧げるという捨て身の策を採用したというわけです。

ベトナム政府にとって経済は二の次説

経済軽視のこの策は一見驚きですが、よく考えるとベトナムはかつてインフラが徹底的に破壊されても戦争を完遂した国です。

ベトナム戦争

戦後においても、1990年ごろまでは中国人民解放軍の戦車侵攻を防ぐため、中国に繋がる道路はあえて整備せずガタガタのまま放置していたという事実があるぐらいなので、

「経済がどうなろうと絶対に敗北はしない」

というのが国家の理念として生きているのかもしれません。

最高権力者のチョン党書記長は1944年生まれ、党内序列2位フック国家主席は1954年生まれであり両者ともバリバリの戦中派なので、

「たとえ国が荒廃しようとも戦い抜く」

という観念を崇高な美学として信仰していても不思議でありません。

フック主席
フック国家主席

フック国家主席は昨年のインタビューで

「経済的な損害ばかりを気にして、国民の健康をないがしろにするのではなく、国民の命を守ることを最優先した」

と話しています。【NHK 2020年5月23日 より】

また、ベトナム政府は、

「敵と闘うようにパンデミックと戦え」
「家族は砦であり人民1人1人は闘う兵士である」

といった標語でコロナ対策を戦争になぞらえ国民を鼓舞しています。【在ホーチミン日本国領事館2020年8月12日「ベトナム国内における新型コロナウイルス関連発表」より】

以上のことを考慮すると、ベトナム政府にとって「コロナ戦争」の前では経済の重要度は高くなく、今後さらに経済を破壊する策を打って出る可能性は十分あると言わざるを得ません。

それでもスーパーマーケットは止めないと思うので、買い占めに走るかどうかは冷静に考えてください。

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自己紹介

宮内健吾(仮名)、29歳の時に資産たったの1500万円でセミリタイア。

少々の労働収入と投資収入でベトナム生活を満喫していたところ、コロナ禍で仕事を失い暗転。

詳しくはプロフィールをお読みください。