ホーチミン市、ついにロックダウン緩和へ
長きに渡って続いてきたホーチミン市でのロックダウンですが、10月1日からようやく緩和されるようです。
ホーチミン市でのロックダウン経緯
ホーチミン市における社会的隔離は5月末から始まりましたが、当初は「不要不急の外出禁止」程度の緩いものでした。
▼6月のホーチミン市。平常時の通勤ラッシュよりは交通量が少ない。
ところが7月9日に突如「飲食店のデリバリー・テイクアウト禁止」という措置が実施され、状況が大きく変わりました。
これによりホーチミン市の全家庭が自炊せざるを得なくなり、スーパーマーケットの客数が増大し密が発生、入店に1~2時間待ちなどという状況になってしまいました。
▼スーパーの入り口前で順番待ち。
それを受けて7月末には「買い物は週に2回」などの施策がとられ、ますますQOLが下がっていきました。
▼買い物整理券。
画像はThanh Niênより。
極めつけは8月23日、とうとう買い物目的での外出すら禁止というスーパーロックダウンが実施され現在に至ります。
これらに平行して多くの工場が操業停止になっているため、外需も内需も市民生活もボロボロというのが現在のベトナムです。
関連記事▶ホーチミンは捨て身の戦術でコロナを抑え込みにいく模様
ウィズコロナへ移行
10月1日以降は対コロナ規制が大きく緩和されます。
30日㈭ホーチミン市草案では、10月1日以降ワクチン1回接種又はコロナから回復した人は外出可能。外出時はQRコードか、書面で証明する。道路の障害物は撤去する。各省間移動は検問強化。
2回接種率が低いため、1回接種済で外出可とする。1回目接種率95%、2回目接種率45%。https://t.co/Z9x4e1EPCJ— ほちみんこ@ホーチミン🇻🇳 (@hochiko4) September 30, 2021
他にスーパーマーケット、工場、美容院なども再開されるとのことです。
フック首相(当時)は去年、NHKのインタビューでこう語っていました。
この発言の通り、これまでベトナムの対コロナ基本方針は、
「経済や市民生活がどうなろうが知らん。とにかく感染拡大を抑えろ」
という感じでしたが、ここにきてようやくゼロコロナは無理と悟ったようです。
所感
各メディアの報道から察するに緩和されるのは間違いなさそうですが、事前発表と実行内容が違うということはベトナムでは日常茶飯事なので、実際にどこまで行動が自由になるのか明日になってみないとわかりません。
また、10月1日からしばらくはスーパーなどは大混雑する可能性が高いので、十日間ぐらいはあまり出掛けずに様子見します。
よって、今の心境は「うおーーー緩和だああ」というよりは
という感じです。
今回の件での学びがあるとすれば、
✔ 備蓄食料は多めに用意しておく。
✔ いざというときに助けてもらえる人間関係が大事。
という2点ぐらいでしょうか。
社会的隔離開始直前に行ったダナン旅行が懐かしいです。▶ダナンからバイクで「世界で最も美しい」ハイヴァン峠に行きました。
Xで最新情報
Xアカウントは@MiyauchiKengoAです。著書紹介
2022年11月にKindle本を出版しました。
Amazon 売れ筋ランキング(無料本)
✔海外旅行ガイド部門1位獲得
✔歴史・地理部門1位獲得