厳戒体制のホーチミン市で領事館協力ワクチンを接種してきました
ホーチミン市では8月23日から非常に厳しい社会的隔離が実施されていますが、その初日に日本国領事館協力によるワクチン接種に行って来ました。
ロックダウン下でのワクチン接種
在留邦人向けワクチン接種
今回のワクチン接種は日本国大使館・領事館がベトナム側に働きかけて実現したものです。
「領事館主催」だと誤解している人もいるようですが、あくまでも日本側が要望しただけで、実施主体はベトナム側です。
よって副反応で死亡しても補償なし、接種証明もベトナム仕様のものしか発行されません。
なお、地域毎に実施されている住民向けワクチン接種は外国人も対象であり、そちらで接種した日本人も数多くいます。
私も登録しておいたのですが、実施お知らせメールを見落とす痛恨のミスをおかし接種機会を逃してしまいました。
関連記事▶新型コロナワクチン接種チャンスを逃した件
ワクチン会場までの道のり
彼女に運転してもらってバイクで行きました。
家からワクチン会場まで20数キロの道のりですが、検問は4回ありました。
チェック自体はわりと緩いです。
事前に届いたワクチン予約のショートメール▼とパスポート(コピー可)を見せればすんなり通れました。
こんなの簡単に偽造できると思いますが、露見した場合の罰が大きいので試みる人はいないということでしょうか。
なお、厳密には同行者は事前に発行した通行許可書が必要だそうですが、今回は運良く通れました (往路では何も言われず、復路で指摘されました)。
また、ロックダウンが緩かったころは裏道を通って検問突破できましたが、今は大通り以外は柵が設置されて通行不可になっています。
ワクチン会場
ワクチン会場はホテル175の敷地内に設営されています。
※上掲画像は接種会の終了後に撮影したもの。
日本人スタッフや通訳スタッフがいるので問題なく接種できました。
▼ワクチン接種証明書。
ゴーストタウン
ロックダウンによりホーチミン市はゴーストタウンと化しています。
平時は慢性的に渋滞が発生しているので、こういう状況はパラレルワールドに転送されたような気持ちになります。
日本でもロックダウンの必要性を主張する声があるそうですが、ホーチミン市の現況を見ると厳格なロックダウンは効果の割にダメージが大きすぎると感じます。
アストラゼネカの副反応
ワクチンはタイ生産アストラゼネカ製です。
これを書いている時点で接種から18時間ほど経過しました。
朝起きた時点(10時間経過)では注射した部分が少し痛い程度でしたが、昼前(16時間経過)あたりから熱が高くなり、なるべく起き上がりたくない状態です。
ホーチミン市のワクチン接種状況
ロイターによると、ベトナムでワクチン接種を完了した人は、人口のわずか1.8%だそうです。
ベトナム厳格な都市封鎖、ホーチミンに軍派遣 食料買い出し禁止 https://t.co/PYviyVYjRs
— ロイター (@ReutersJapan) August 23, 2021
この数字だけ見るとロックダウン緩和までは果てしない道のりのように思えますが、ホーチミン市に限定すると18歳以上の市民のうち約70%は1回目の接種を完了しています。
1区、5区、7区などは1回目接種率(18歳以上)が100%に達しています。
▼ホーチミン市の18歳以上ワクチン接種状況
https://covid19.hochiminhcity.gov.vn/より。
ベトナム政府は今後もホーチミン市に優先的にワクチンを分配し、数ヶ月以内に接種完了率70%以上を目指すという方針でしょう。
Xで最新情報
Xアカウントは@MiyauchiKengoAです。著書紹介
2022年11月にKindle本を出版しました。
Amazon 売れ筋ランキング(無料本)
✔海外旅行ガイド部門1位獲得
✔歴史・地理部門1位獲得